水質浄化テクノロジーについて

弊社の水質浄化システムについて

  • 機材をすべて水中にて設置して作動させるシステムであるため、寺社仏閣等の庭園池の水景においても設置上の問題は殆どありません。
  • 水中の硝酸態窒素を脱窒還元し除去する機能があります。(※補足資料)※生物的な水質汚濁を、本システムの稼働だけでほぼ浄化分解可能です。
  • 水底に多く見られる嫌気発酵状態にある有機ヘドロ状の底質を、浄化ユニットと浄化バクテリアを用いて、徐々に分解除去することが可能です。(ex.平等院阿字池 有機ヘドロ底質30cm→0cmまで減少)
  • 浄化バクテリアは、外部から投入するだけではなく、既存水系内の微生物(浄化バクテリア群)環境を改善させることで活性化させ、自然の河川浄化メカニズムに近い水質浄化形態を再現します。
  • 浄化バクテリアは、食品由来のものを主にして、対象水系内既存の特定バクテリアを加えて培養を行い、使用する為安全です。
  • 水質浄化ユニットにアオコ・ラン藻類の繁殖抑制機能があります。
  • 水質浄化ユニットにアオコ・ラン藻類の破砕効果があります。
  • 破砕後のアオコ・ラン藻類を浄化バクテリアを用いて分解しています。
  • 5kw程度(家庭用ソーラーの1/2程度)の省電力で、3,000㎥の水量を浄化可能。商業電源のない場所でも太陽光発電との組み合わせで稼働可能です。(詳細はご相談ください。)→僻地の集落水源を低コストで浄化可能にするシステムです。
  • 本システムの基本技術についての特許を取得しています。(特許 第6100301号、平成29年3月3日登録)国際特許審査中。
  • 環境省、環境技術実証事業「湖沼等水質浄化技術分野」の28年度実証対象技術候補に選出されています。
    環境省 湖沼等水質浄化技術分野
【参考】ラン藻類の破砕処理写真

【参考】AR水質浄化ユニットによる藻類破砕処理の検証

こちらの顕微鏡写真は、ARシステム02タイプによる処理前後の細胞拡大比較写真です。(対象藻類:アオミドロ) 処理実施後の藻類は、顕微鏡による検証においても、ほぼ90%以上がこの状態となっており、数日経過している間にほぼ枯死状態となります。これによってもAR浄化ユニットによる処理は効果的であることが確認できます。 ※AR浄化ユニットは、標準型(400W型)で毎分50L以上の処理が可能です。

水質浄化システムの機能概要

※経済産業省「ものづくりサービス革新事業にかかる補助金」の交付決定を受けています。平成27年1月28日「滋賀中もの発第622号」

  • 本技術は、複数の浄化改善技術を組み合わせて稼働させることで効果的に機能するものであり、対象となる水系の特性に応じて、複数の要素を組み合わせて対応します。
  • 浄化ユニットは、type01、02、03が存在します。
  • 浄化バクテリア補助剤は、type01(液体)、type02(粉体)、type03(液体)の3種類を使用します。

閉鎖水系の水質浄化実績について

【実績】

現在、複数の水質浄化案件・親水水辺の新規設計・実施案件が進行しています。

  • 京都府宇治市「平等院 阿字池」水量:3,000㎥(H26年〜)
  • 滋賀県大津市青山「プロムナード青山内ビオトープ」(H22年〜)
※上記案件は全て屋外の閉鎖水系でありながら、大腸菌は不検出であり、環境省湖沼水質基準における最上位基準である“湖沼A”以上の水質を複数年に亘って維持している。 ①、②は“湖沼AA”水質である。
平成23年8月23日撮影
浄化着手から4ヶ月後の状態

水質浄化実績のご紹介

水底にある有機ヘドロ状の底質を、浄化ユニットと浄化バクテリアを用いることで徐々に分解・除去することが可能です。また、水質浄化ユニットにアオコやラン藻類の繁殖抑制・破砕効果があるため、透き通った美しい水質を保つことができます。